布団のカビ臭さは健康被害に繋がる?!専門クリーニング業者が教える効果的な布団クリーニング方法
本来であればリラックスできるはずの布団。横になった途端、「カビ臭い!」と感じれば、リラックスどころか健康面も心配になりますよね。
実際のところ、カビ臭い布団で寝るのは体によくありませんし、手遅れになる前に対策しておくべきともいえます。
本記事では、カビ臭い布団が与える健康被害や、効果的な布団クリーニング方法を紹介します。布団がカビ臭くてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
布団がカビ臭い?カビだらけの布団による健康被害とは
布団の上で横になったときにカビの臭いがしてきたら、すでにカビが発生していると考えて間違いありません。とくにカビが生えやすいのは、次のような布団です。
- 長期間保管していた布団
- 滅多に使わない来客用の布団
- 敷きっぱなしの布団
カビは目に見えなくても発生していることが多く、知らない間にカビだらけになっていた・・ということもあるので気をつけなればなりません。
カビの臭いってどんなにおい?
布団に発生したカビは、「腐敗した植物臭」「酵母臭」などのように、ツーンとした酸っぱい臭いがします。
といっても、実は「カビ自体」が臭いのではなく、カビが繁殖時にだす”老廃物”が原因。この老廃物には、異臭のもとになる成分が含まれています。
カビの胞子は私たちが呼吸している空気中にも含まれていますが、ごく微量のため臭いを感じることはありません。
しかし、カビが繁殖しやすい条件が揃ってしまうと爆発的に老廃物の量が増えてしまうため、私たちにもわかるほどの臭いを発するようになるのです。
なぜ布団がカビ臭くなるの?
では、なぜ布団がカビ臭くなるのでしょうか?その理由は、カビが繁殖しやすい条件にあります。カビが繁殖する条件は、以下の通りです。
- 温度:25〜30度
- 湿度:60%以上
- チリ・ホコリ・皮脂などがある
以上の上記3つで、布団はこれらが揃いやすい環境。体温によって温められた布団には、人間からでる汗や皮脂・アカを栄養として繁殖します。
とくに通気性の悪い押入れで保管している布団や、敷きっ放しにしている布団は上記の条件が揃いやすく、カビにとって最高の繁殖場所となるのです。
カビの生えた布団を放置すると生じる健康被害とは
カビの生えた布団を放置すると、臭いだけでなく健康被害を及ぼす可能性があります。具体的には以下のような健康被害が懸念され、子供や高齢者は特に注意が必要です。
- アレルギー性鼻炎
- アトピー性皮膚炎
- 気管支炎、喘息
- 肺炎
- 水虫
これらは、布団にいるカビから発生して空気中に浮遊した「カビの胞子」を吸い込むことによって引き起こされます。また、持病のある方は悪化する可能性があるので、早急に対処する必要があります。
カビ臭い布団は睡眠の質の低下にも繋がる
カビの臭いは決して「心地良い香り」とはいえませんよね。布団に入っているとき、常にツーンとするような独特の臭いがしてくると、リラックスどころか不快な気分になるはずです。
睡眠時に大切なのは、何といってもリラックスすること。カビの臭いに悩まされて眠りが浅くなれば、日中のパフォーマンスにも悪影響を及ぼすことになります。
また、睡眠不足は免疫力の低下にもつながるため、前述した健康被害の影響を受けやすくなります。質の良い眠りのためにも、布団は常に清潔にしておきたいですね!
健康被害に加え、カビの生えた布団は他の布団にもうつります
カビの胞子は、空気に乗って他の場所にもうつるという性質を持っています。
そのため、1ヶ所に発生したカビが布団を敷いている床や、近くに置いている他の布団にもカビが繁殖してしまうことも・・
床のクリーニングは布団クリーニングよりも大掛かりになるため、費用も高くなりやすいです。布団がカビ臭くなったら、被害が拡大する前に対処しましょう。
カビ臭い布団のにおいを消す方法
カビ臭い布団の臭いを消す方法はいくつかあります。ここでは、自宅で手軽にできる「カビ臭の消し方」を4つ紹介します。
布団を天日干しする
カビの臭いを消すには、何といっても乾燥させることが大切です。
ジトジトと湿った布団はカビが繁殖するのに最適な環境。晴れた日に布団を天日干しにして、カビの発生元となる湿気を乾かしましょう。
ただし、梅雨の時期は晴天の日が少なく、天日干しできないことも多いです。また、常に湿度が高い状態が続くので、ある程度のカビ予防にはなりますが「カビの除去」は難しいです。
消臭スプレーで布団のにおいを取る
除菌効果のある消臭スプレーを使う方法もあります。やり方は簡単で、市販されている消臭スプレーをカビ臭い場所にシュッと吹きかけるだけ。
消臭スプレーはカビ臭だけでなく汗などの臭いも一緒に消してくれるので、布団以外にも使えて便利ですね。除菌効果のある消臭スプレーなら、より高い効果に期待できます。
ただし、注意したいのが消臭スプレーのみで完全にカビ菌を除去するのは難しいということ。一時的に臭いが消えたとしても、内部に残っているカビ菌がまた繁殖する可能性は十分あります。
布団乾燥機を使用し湿度を除去
カビの種類にもよりますが、以下の温度になるとカビは死滅するといわれています。
- 50℃以上でほとんどの菌糸が死滅
- 80℃を30分キープするとほとんどのカビが死滅
自宅でこの状態にもっとも近づけられるのが、布団乾燥機です。布団乾燥機を使って湿気を飛ばしてカビの菌糸を死滅させれば、臭いの除去に期待できます。
布団乾燥機によって設定できる最高温度は異なるため、ご自宅にある方は一度確認してみましょう。布団乾燥機は雨の日や梅雨時期でも使えるので、購入を検討するのもよいですね。
コインランドリーで布団を洗濯する
布団が入るサイズの洗濯機が置いてあるコインランドリーに持ち込み、洗う方法もあります。使用する洗濯機は、布団を入れても余裕がある大きめサイズを選びましょう。
また、布団の洗濯表示を事前に確認しておくことも大切です。もし「手洗いマーク」「水洗い不可」などの記載があれば、コインランドリーの使用は避けてください。
カビ臭い布団は専門クリーニングへ出すほうがいい理由
布団のカビ臭を徹底的に対処したいのであれば、専門クリーニングを利用しましょう。プロによるクリーニングは、自宅での天日干しや消臭スプレー、コインランドリーでの洗濯よりも高い効果に期待できます。
「色々やってみたけど、またカビ臭くなった」となれば、時間も労力も水の泡です。専門クリーニングを利用すべき理由や、メリットについて詳しく紹介します。
丸ごと水洗いが専門の機械でできる
布団クリーニングでは、布団が丸ごと水洗いできる専門の機械を使って洗濯します。
自宅の洗濯機で布団を洗う場合、布団が丸っと収まることが必須。丸ごと洗わなければ、繊維の奥まで洗浄できず、カビ菌が残ってしまいます。
また、お風呂で押し洗いする方法もありますが、水を含んだ布団はかなりの重さがありますし、脱水も十分にできません。
プロの布団クリーニングには大きな布団を丸洗いできる機械があるので、布団へのダメージを最小限におさえつつカビを除去できます。
高温乾燥ができカビの根本的な除去が可能
いくら洗剤と水で丸洗いしても、高温で乾燥させなければカビは死滅しません。また、水分を含んだ布団を自然乾燥させるには時間がかかり、生き残ったカビが再度繁殖することも・・
布団クリーニングでは洗浄後に高温乾燥するため、カビの根本的な除去が可能になります。また、高温で乾燥させることでダニ駆除にも効果的。布団の弾力が回復してフワフワ感が復活するのも嬉しいポイントです!
専用の薬剤で衛生的な状態を保持できる
布団クリーニングでは、布団の生地や素材に合わせた専用の薬剤を使用するため、常に衛生的な状態をキープできます。
布団のカビ繁殖を防ぐには、「ホコリ」「汚れ」などのカビの餌となるものを除去しなければなりません。たとえ湿気を飛ばしても、餌があればカビはまた繁殖してしまいます。
自宅の洗濯機やコインランドリーでは、専用の薬剤を使うのは難しいですよね。布団クリーニングで専用の薬剤を使って洗うからこそ、ホコリや汚れをしっかり除去できて清潔な布団に仕上がるのです。
集荷・配送をしてくれるため負担が少ない
自宅で布団を洗うとしても、コインランドリーに持ち込むとしても、どちらもかなりの手間がかかります。「仕事や家事が忙しくて、布団を洗う時間がない」という方も多いですよね。
そんな方にこそ、布団クリーニングがおすすめです!布団クリーニングをおこなっているホワイト急便では、『無料の集荷・配送サービス』を実施しています。
大きな布団を洗って干す手間も、コインランドリーに持ち込む手間もいりません。自宅に集荷・配送してくれるので、家から出ずに布団クリーニングが完了します。
また、布団を干すスペースがないご自宅にお住いの方にも便利です。
布団クリーニングの頻度
「布団クリーニングにだす頻度がわからない」という方も多いと思います。とくに布団はサイズが大きいものなので、費用面も気になりますよね。
ここでは、どの程度の頻度とタイミングで布団クリーニングを利用するとよいのかについて、4つのポイントを紹介します。
カビ臭さを予防するために定期的にクリーニングに出しましょう
基本的に、布団クリーニングは「入れ替えのシーズンごと」に利用するのがおすすめです。というのも使用済みの布団には汗や汚れがたくさん含まれており、そのまま保管するとダニやカビの温床となります。
清潔な状態を保ちカビ臭さを予防するためにも、定期的に布団クリーニングにだす習慣をつけましょう。また、カビの臭いがしていなくても、汗の臭いや汚れが気になる場合はクリーニングに出してから入れ替えてくださいね。
敷布団は特に汚れやすい
布団には、「掛け布団」と「敷布団」がありますよね。多くの場合、掛け布団よりも下に敷いている敷布団の方が汗を吸い込んでいます。
そのため、1年中同じ敷布団を使っている場合は、春・秋の年2回の頻度でクリーニングにだすのがおすすめです。とくに汗をかく夏場の汚れを落としておくと、ふかふかで清潔さをキープした布団になりますよ。「布団クリーニングは半年に1回」と覚えておくとよいですね!
梅雨の時期は特に注意
梅雨はカビにとって好都合な条件が揃う時期です。いつもと同じように過ごしていても、気づかないうちにカビが生えていた・・なんて経験がある方もいるでしょう。
人間は寝ている間にコップ1杯、約200ccの汗をかくといわれています。毎日大量の汗を吸い込んだ布団でも、天日干しすれば湿気を飛ばすことができます。しかし、毎日雨や曇りが続く梅雨時期は、なかなか天日干しするのが難しいものです。
また、梅雨あたりで、「冬用の布団」から「夏用の布団」に変える方もいるかもしれません。夏用の肌掛け布団に変えるタイミングで、布団クリーニングを利用するのもよいですね!
カビが発生したらすぐに対応を
もし布団にカビが発生したら、すぐに洗濯するか布団クリーニングに出しましょう。というのも、カビを放置すればするほど繁殖が進み、臭いが強くなり取れにくくなるからです。
一度カビが生えたということは、「カビが生えやすい環境」であるということになります。環境を変えなければカビは何度でも発生しますし、一度生えたカビ菌を除去するのは思っているよりも難しいものです。
カビの生えた布団で健康被害にあう前に、クリーニングでカビ菌をしっかり消し去っておきましょう!
カビ臭くない布団の清潔な状態を維持するための定期メンテナンス
ここからは、布団を清潔な状態で維持するための定期メンテナンス方法を紹介します。布団クリーニングを利用しても、カビが発生しやすい状況であれば意味がありません。
定期メンテナンスといっても、とくに難しいことではありません。日頃のちょっとしたことに気を配るだけで、布団を清潔に保つことは十分可能です。
布団カバーを使用しましょう
現在お使いの布団には、布団カバーをしていますか?「布団カバーの必要性がわからない」という方もいるかもしれませんが、カバーのない布団で寝ると、汗や汚れを直接吸収することになります。
そのため必ず布団カバーをつけて、週1回カバーを洗濯しましょう。布団を毎週洗うことは難しくても、布団カバーなら手軽に洗濯できますよね。布団カバーを何枚か用意しておき、ローテーションすると違った気分を楽しめますよ!
また、「布団クリーニングは1回利用すればOK」というわけではありません。クリーニングに出していても、月1〜2回ほど天日干ししましょう。湿気を溜め込まないことが、カビ予防最大のポイントです。
敷布団はすのこを利用するか畳みましょう
もし『万年床』になっているのであれば、敷布団の下に”すのこ”を敷きましょう。すのこを敷くことで敷布団と床の間に空間ができて、湿気が溜まりにくくなります。
最近では折りたたみができるすのこもあり、室内で布団を干したいときにも便利です。ただし、どちらにしても万年床はあまり良いとはいえません。できれば布団から起きたら畳む習慣をつけ、敷きっぱなしの状態にしないのがベストです。
布団の保管方法を工夫しましょう
季節外の布団や客用の布団を保管する際、保管方法にも注意が必要です。長期間、押し入れやクローゼットで収納していると、保管中に湿気を含んでカビが生えることも・・
布団を保管する前は必ず乾燥させるのが鉄則!また、押し入れやクローゼットにも除湿剤や備長炭をおいてカビ対策しておくとより良いです。
また、布団の保管中もそのまま放置するのではなく、ときどき押し入れやクローゼットの扉を開けて空気を入れ替えたり、天日干しにして乾燥状態をキープしましょう。
布団クリーニング店を選ぶポイント
さまざまな布団クリーニング店があるなかで、どのお店を選べばよいのかわからない方も多いと思います。とくに初めての布団クリーニングであれば、何を基準にお店を選ぶべきか悩みますよね。
万が一、クリーニングに出したことで布団が傷んだり汚れたりしては本末転倒です。また、しっかりと洗浄できなければカビを根本から退治することはできません。
そこで、布団クリーニング店を選ぶ際は、以下の6つのポイントをチェックしましょう!これから紹介するポイントをおさえておくことで、より効果的で希望にマッチした布団クリーニング店が選べるようになりますよ。
実績のあるクリーニング技術か
布団クリーニングでもっとも気になるのが、仕上がりの品質ですよね。実際に直接触れて確認するには布団クリーニングを利用するしかありませんが、これまでの実績によって判断することも可能です。
布団クリーニング店の公式サイトやホームページで、どのようなクリーニングに対応してきたかなどの実績を探してみましょう。とくに創業年数が長いクリーニング店は、長く利用されてきた信頼の証ともいえます。
また、布団クリーニングで使われている洗浄成分が心配な方は、介護施設や保育園で利用されているクリーニング店を選ぶのがおすすめです。施設や保育園で利用されているということは、敏感な肌の赤ちゃんが触っても安心ということでもあります。
布団をクリーニングできる機械がおいてあるかどうか
布団クリーニングをおこなっているお店はたくさんありますが、使っている機械はお店によって異なります。同じようにお金を払って布団クリーニングに出すなら、専用の機械を使ってしっかり洗ってもらえるお店を選びたいですよね。
そこで、必ずチェックしておきたいのが、布団クリーニングに適した機械を使っているかどうかです。布団クリーニング専用の機械があるお店なら、洗浄力が強くて乾燥技術も高く、仕上がりも高品質です。
最新設備を整えているホワイト急便なら、地域トップクラスの洗浄力で、コインランドリーでは実現できないほどの仕上がりを体感していただけます。
料金や納期は適切か
布団クリーニング店によって料金や納期が違うので、いくつかのお店を比較してみるのもおすすめです。料金設定は大きく「1枚あたり」と「パック料金」に分けられますので、クリーニングに出したい布団の枚数から検討するのもよいでしょう。
また、クリーニングに出して何日程度に返ってくるかも必ずチェックしておきましょう。とくに多くの人が布団クリーニングを利用するのが、衣替えの時期です。この時期はクリーニング業界の繁忙期になるため、通常時よりも長く納期が設定されることがあります。
布団に使われている素材の種類によって納期が変わることもあるので、事前に確認しておくと安心ですね。
激安料金のお店は避ける
「出来るだけ安くすませたい」と考える方も多いと思います。しかし、値段だけで布団クリーニング店を選ぶのは避けたいところ。
というのも、激安料金を設定しているお店は専用機械がなかったり、コインランドリーと同じレベルの仕上がりになったりすることも・・。せっかく布団クリーニングを利用するなら、しっかりと汚れを落としてカビ対策できるお店を選びたいものです。
満足するレベルのお店を選ぶためにも、料金だけで判断するのではなく、仕上がりの品質や使っている洗剤、設備について公式サイトに詳しく記載されている布団クリーニング店を選ぶのがおすすめです。
集配サービスがあるか
布団をクリーニングに出すために持ち運ぶのはとても大変です。また、布団はサイズが大きいため、送料だけで数千円かかる可能性もあります。
そのため、専門スタッフが自宅まで直接集荷・お届けしてくれる布団クリーニングを選ぶのがおすすめです。布団を渡せばあとはお任せできるので来店や持ち込みの負担がなく、自宅にいながら布団クリーニングを利用できて便利です。
ホワイト急便なら3,000円以上のご依頼で往復が送料無料になるので、「思っていたよりも高くなった!」という心配もいりません。サイズによる追加料金もなく、全サイズ一律料金で安心してご利用いただけます。
カビ臭い布団の対策方法まとめ
いかがでしたか?
カビ臭い布団がいかに危険でどのような健康被害を与えるのかについて解説してきました。
布団のカビ臭さの主な原因は汚れと湿気ですが、定期的なメンテナンスで予防できます。自宅で対策できることはほんの僅かなので、クリーニングに出しプロに任せることが、快適な睡眠と健康的な毎日に繋がります。
ホワイト急便は、創業33年の老舗ならではの圧倒的クリーニング品質で、カビの原因はもちろんダニやアレルゲンまで徹底洗浄します。集配サービスも行っており、面倒な来店も布団の持ち込みも一切不要で、プロの布団クリーニングをご利用いただけます。
ホワイト急便で布団をクリーニングする