毛布を洗濯しないとどうなる?洗うべき理由や頻度を解説します
毎日お使いの毛布、ちゃんと洗濯していますか?
優しい肌触りの毛布に包まれていると、つい「布団から出なくない」と感じるほど幸せな気分にしてくれますよね。
しかし一見きれいにみえる毛布でも、実はダニが潜んでいることも少なくありません。
そのため、定期的に洗濯することがとても大切です。
とはいえ毛布は衣類よりも大きくて分厚いので、どのように洗濯すればよいのかわからない方も多いと思います。
そこで本記事では、毛布を洗濯しないととどうなるのかや、洗濯の頻度、方法などを紹介します。今まで毛布を洗濯したことがない方や、毛布を洗う習慣がない方は必見です!
毛布洗濯しないとまずい!洗うべき理由は?
「なぜ毛布を洗うのだろう」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、毛布には汗や皮脂などの汚れがたくさん染み込んでいるので、定期的に洗う必要があります。
人の汗や皮脂、髪の毛などは、カビ・ダニ・その他の雑菌の餌となり、条件が揃うと爆発的に数が増えてしまいます。
大量に発生したカビやダニは鼻炎やアトピー性皮膚炎、ぜんそくなどのアレルゲンとなり、健康被害を及ぼす可能性があるので注意しなければなりません。
また、汗や皮脂が付着した毛布をそのまま使い続けることで悪臭が発生するなど、睡眠の質を低下させる原因になることも…
毎日使っていると「洗濯のタイミングがわからない」と感じるかもしれませんが、快適な眠りのためにも、定期的に洗濯するようにしましょう。
毛布はどれくらいの頻度で洗濯しないといけない?
毛布を洗濯する頻度は、毎日使っている場合はできれば月1~2回。少なくとも1シーズンに1回は洗濯することをおすすめします。
布団や毛布によくいる「ヒョウヒダニ」の成長スピードは、卵から成虫になるまで約1ヶ月といわれています。
また、ダニの成虫の寿命は2~3ヶ月ほどで、1シーズン洗濯しない場合は、たくさんのダニが毛布の中に発生してしまいます。
布団にはダニやカビが繁殖する条件が整いやすいので、増やさないようにする対策としても月1回程度の洗濯が有効なのです。
さらに、毛布を洗濯せずに使っていると起毛部分がねてしまい、肌触りが悪くなりがちです。
洗濯すると繊維がきれいに起毛するようになるので、触り心地がよくなりますよ。
毛布を洗濯する前のチェックポイント
「とりあえず洗おう」と思って毛布を洗濯すると、思わぬところで失敗してしまうかもしれません。
そうならないためにも、毛布を洗濯する前は、以下の3つのポイントをチェックしておきましょう。
- 汚れをチェック
- 洗濯表示をチェック
- 素材をチェック
これら3つは毛布を洗濯するときに重要なポイントになります。
以下で1つずつ詳しくみていきましょう。
汚れをチェック
毛布はたくさんの繊維が起毛しているため、敷布団や掛け布団に比べて汚れが絡んで定着しやすい傾向にあります。
そのため、自宅で毛布を洗うときには、ゴミやシミなどの汚れがついていないかを事前にチェックしておきましょう。
手で払い落とせる汚れであればササっと払っておくとよいですし、絡みついている汚れは粘着テープ(コロコロ)などを使ってとっておくのもよいですね。
また、シミになっている部分があれば、事前にその部分だけ予洗いしておくのがおすすめです。
シミ部分に洗剤をつけてしばらく放置したあと、きれいな雑巾で洗剤を軽く拭き取って洗濯しましょう。
予洗いすると、仕上がりがきれいになりますよ。
洗濯表示をチェックする
毛布を洗濯する際には「洗濯表示」を確認しましょう。
素材によって水洗い不可だったり、乾燥機が使えなかったりすることもあります。
水洗い不可の場合は自宅やコインランドリーで洗濯できませんので、クリーニング店に依頼しましょう。
また、乾燥機が使えない毛布の場合、天日干ししても乾かすのに時間がかかって雑菌が繁殖しやすくなります。
とくに梅雨や冬の気温が低くて湿度が高い時期は、自然乾燥で完全に乾すのに数日かかることも少なくありません。
このような時期も、クリーニング店に出すのがおすすめです。
素材をチェック
毛布に使われている素材はさまざまで、その素材に合わせた洗濯方法を選ぶ必要があります。
そのため、洗濯前に何の素材が使われているのかをチェックしておきましょう。
毛布に使われている代表的な素材は、以下のとおりです。
- 綿
- アクリル
- ポリエステル
- カシミヤ
- シルク
- ウール
- キャメル
綿やアクリル、ポリエステルなどの素材は、自宅で中性洗剤を使っての洗濯が可能なことが多いです。
一方、カシミヤ・シルク・ウール・キャメルなどのデリケート素材は自宅で洗えないこともあり、取り扱いには注意が必要です。
また、デリケート素材を洗濯する場合は、おしゃれ着用洗剤を使うなど、素材に合わせた洗剤を選びましょう。
洗濯表示タグに素材名も記載されているので、見た目で素材がわからない場合はタグをチェックしてみましょう。
毛布を洗濯する3つの方法
ここからは、毛布を洗濯する方法を3つ紹介します。
どの方法を選ぶかによって手間や時間、費用のかかり方が異なるので、それぞれ比較してもっともよいと感じる方法を選んでみましょう。
毛布の洗濯方法①自宅洗濯
1つ目の方法は、自宅での洗濯です。
自宅で洗える毛布の素材に限定されますが、コストがおさえられる点が大きなメリット。
綿やポリエステル素材の毛布であれば、大型用の洗濯ネットに入れて「毛布コース」で洗うことができます。
ただし、自宅で毛布を洗濯する際には、毛布が洗える容量の洗濯機でなければなりません。
容量オーバーの状態で洗濯機を使用すると、故障の可能性があるので注意しましょう。
また、家庭用洗濯機で毛布を洗う場合、後ほど紹介するコインランドリーやクリーニングよりもダメージが大きく、傷みやすいというデメリットがあります。
普段の洗濯物にプラスして毛布も洗うとなれば、洗濯回数が増えるので時間や手間もかかり、負担に感じてしまうかもしれません。
毛布の洗濯方法②コインランドリーで洗濯
2つ目の方法は、コインランドリーでの洗濯です。
コインランドリーでは多少費用がかかりますが、家庭用洗濯機よりも大きな洗濯機で洗えるため、汚れを落としやすくなります。
コインランドリーで洗う場合も、毛布が傷まないように洗濯ネットを使用しましょう。
所要時間は1時間程度で、洗濯~乾燥まで1台でできる洗濯乾燥機もあります。
自宅で洗うよりもコインランドリーのほうが乾燥まで素早くおこなえますが、素材によっては乾燥機が使えない毛布もあるので注意が必要です。
なお、コインランドリーまで毛布を持ち運び、終わったら持ち帰るという手間がかかる点はデメリットとなります。
また、コインランドリーの洗濯機や乾燥機は、不特定多数の人が日々使っているため、衛生面が気になる方には不向きといえるでしょう。
毛布の洗濯方法③クリーニング店での洗濯
3つ目の方法は、クリーニング店での洗濯です。
「クリーニング店」と聞くと、スーツや制服などの衣類を洗ってもらうイメージを持っている方もいるかもしれませんが、布団や毛布に対応しているクリーニング店も多くあります。
クリーニング店を利用するとコストはかかりますが、自宅洗濯やコインランドリーでは洗い残してしまう汚れや、カビ・ダニ・雑菌まで徹底的に洗浄できるのが大きなメリット。
繊維の中までしっかり洗い上げることで、きれいな状態に仕上げてくれます。
また、素材に合わせた洗剤選びや、乾燥方法をプロ目線で判断してくれるので、仕上がりもふわふわに。
最近では自宅への集配サービスをおこなう宅配クリーニングも増えており、わざわざ重たい毛布を持ち歩く必要もありません。
忙しくてクリーニングに持っていく時間がないという方や、手間を省きたい方にも最適です。
水洗い不可な毛布を洗えないときはどうしたらいい?
毛布の素材によっては、洗濯表示で「水洗い不可」と表記されているものもあります。
そのような毛布は手洗い・洗濯機のどちらでも洗うことはできません。
水洗い不可の毛布は、基本は陰干しで対応して、定期的にクリーニングに出しましょう。
陰干しで湿気を飛ばすことはできますが、皮脂やカビ・ダニは取れません。
そのため、陰干しだけでは汚れが蓄積していく一方です。
このような水洗い不可の毛布の多くは、ウールやカシミヤなどのデリケート素材に表記されていることが多いですが、毛布によってはアクリルやポリエステルでも表記されることがあります。
水洗い不可の毛布を洗ってしまうと、縮みや色落ち、風合いの変化などの原因となるので、必ずクリーニング店に依頼しましょう。
クリーニング店では、自宅洗濯やコインランドリーではできない洗濯方法で、さまざまな毛布に対応してくれます。
万が一、素材がわからなくても、洗濯表示が「水洗い不可」になっている場合はクリーニング店に相談してみてくださいね。
毛布の寿命・劣化のサイン
毛布の寿命や劣化は、使用頻度や素材、洗濯頻度など、さまざまな要素によって変わります。
ただ、一般的な毛布の寿命は約10年といわれているので、いつ頃から使い始めたか思い出してみましょう。
まったく思い出せないようであれば、生地の厚みが購入時よりも薄くなっていないか確認してみましょう。
「購入時より生地が薄くなっている」と感じたら、劣化して寿命が近づいているサインかもしれません。
また、毛布は起毛することで空気を含んで保温性を保っているため、劣化すると保温効果も薄れてしまいます。
そのため、「以前よりも寒く感じる」という場合も寿命の可能性が高いです。
ただ、10年以上使っている毛布であれば寿命かもしれませんが、それほど年数が経っていない毛布であれば、クリーニングに出して様子をみてみるとよいでしょう。
クリーニングで起毛を復活させることで、保温効果を高められる可能性がありますよ。
捨てるのはもったいないと思う毛布も、一度クリーニングでしっかり洗ってみるとよいですね。
自分で洗うよりクリーニングに出すべき毛布は?
衣類の洗濯には慣れていても、毛布の洗濯には慣れていないという方も多いでしょう。
そのため、自分で洗ってよいのか、クリーニングに出したほうがよいのかの区別がつかずに悩むケースも少なくありません。
しかし、毛布によっては、自分で洗うよりもクリーニングに出した方がよいものもあります。
とくに次の3つに該当する毛布は、クリーニングに出すことをおすすめします。
高価な毛布
通常の毛布よりも上質な素材を使用している「高級毛布」は、自宅洗濯やコインランドリーで洗うよりも、クリーニングに出しましょう。
高価な毛布は肌触りや使い心地にこだわって作られているものが多く、洗濯で失敗すると、そのよさを失ってしまうかもしれません…
また、希少価値の高い天然素材が使われていたり、特殊加工がほどこされた素材を使っていたりと、洗い方に注意が必要な場合もあります。
わざとではなくても、洗濯によって品質が低下した毛布を元に戻すのはとても困難です。
お気に入りの毛布を大切に長く使うためにも、高価な毛布はクリーニングに出してくださいね。
デリケートなウールやシルク素材
ウールやシルク、カシミヤ、キャメルなどの素材を使った毛布は、自宅やコインランドリーで洗濯せずにクリーニングに出しましょう。
というのも、これらのデリケートな素材は水で洗うと繊維が絡みあって縮みやすく、「水洗い不可」となっていることが多いからです。
また、通常の衣類と同じように脱水してしまうと、とれないシワがついてしまうことも…
クリーニングではプロが素材に合わせて洗濯してくれるので、デリケートな素材の風合いや手触りを損ねることなく仕上げてくれますよ。
クリーニング店の公式サイトに対応している素材が記載されていることもあるので、事前にチェックしてみましょう。
もし記載がなければ、依頼したい毛布の素材に対応しているか問い合わせておくと安心です。
長年染みついた汚れがある毛布
長年染みついた汚れは、自分で洗濯してもとれないことが多いです。
というのも、汚れが繊維の奥に入り込んで定着していると、通常の洗濯では汚れを浮き立たせることができないからです。
たとえプロのクリーニングでも、すべての汚れが完璧に落とせる保証はありませんが、自分で洗濯するよりもシミや汚れをしっかりと洗浄できます。
また、自宅で洗濯すると、ガンコな汚れを落とそうと強い洗剤を使ったり、ゴシゴシとこすりすぎたりしがちですが、これらは生地を傷めてしまう原因になります。
クリーニング店では、素材を傷めずに汚れをしっかり落とす洗濯方法を採用しているため、自宅で洗うよりもふわふわな仕上がりになるのも魅力です。
長期間保管していた毛布を使う前は、一度クリーニングに出しておくと手触りがよくなりますよ。
毛布クリーニング・コインランドリー・自宅で洗濯のメリットデメリットとは?
毛布を洗濯する際、どの洗濯方法を選ぶか悩みますよね。
そこで、ここからは以下の4つの洗濯方法について、メリット・デメリットを紹介します。
- コインランドリー
- 自宅で洗濯
- クリーニング店
- 宅配クリーニング
どの洗濯方法にもよい部分とそうでない部分があるので、両方を知ったうえで判断してみてくださいね。
1つずつ詳しくみていきましょう。
コインランドリー
コインランドリーは誰でもいつでも利用できるので、早く洗濯したい時に便利です。
多くの場合、コインランドリーは24時間営業のため、緊急で洗濯しなければならないときも助かりますね。
ただ、毛布を持って行ったり洗濯機・乾燥機に入れたりという手間がかかるのは避けられません。
また、洗濯機・乾燥機選びや設定、使い方を事前に確認しておかないと、縮むリスクも。
コインランドリーの洗濯機は皆が使う機械のため、ほかの人が同じ洗濯機を使うことによる衛生面の不安もデメリットといえるでしょう。
メリット
- 24時間いつでも洗える
- 緊急時の洗濯に◎
- 早く乾かせる
デメリット
- 洗濯できない素材がある
- 縮むリスクがある
- 費用がかかる
- コインランドリーに持っていく手間がかかる
自宅で洗濯
自宅で洗濯する大きなメリットは、コストがほぼかからず、こまめに洗えることでしょう。
どこかに持って行く必要もないので、自分のタイミングで洗濯できる点も◎
ただし、ほかの洗濯方法に比べて汚れを落としづらく、大きなサイズの毛布は自宅の洗濯機で対応できないことも…
また、もっとも時間と手間がかかるわりに、カビやダニを完全に防げない点も気になるところです。
目に見えない汚れが蓄積した毛布は劣化が早くなるので、大切な毛布や長く使いたい毛布は、自宅で洗濯せずにクリーニングに出すのがおすすめです。
メリット
- こまめに洗える
- 自分のタイミングで洗える
- コストがほぼかからない
デメリット
- 頑固な汚れは落とせない
- カビは日干しでは死滅しない
- 大きいサイズの毛布は洗えない
- もっとも時間と手間がかかる
クリーニング店
クリーニング店に毛布を出す大きなメリットは、自宅で洗うよりも洗浄力が高く、カビやダニを徹底除去できる点です。
また、業務用の機械を使って乾かすので、ふわふわに仕上がるのも嬉しいポイント。
クリーニング店を利用するとコストはかかりますが、お店によって料金設定は異なるので、いくつか比較してみるのもよいですね。
また、店舗型のクリーニング店を利用するデメリットは、毛布を店に持参・引き取りに行く手間がかかることです。
「もっと手軽にクリーニングを利用したい」という方には、次に紹介する宅配クリーニングがおすすめです。
メリット
- 洗浄力が高い
- 自分で洗濯しなくてよい
- カビ、ダニを徹底除去できる
- 自宅では洗えない素材にも対応
- 仕上がりがふわふわ
デメリット
- コストがかかる
- お店に持って行く手間がかかる
宅配クリーニング
宅配クリーニングは、自宅にいながら毛布をクリーニングできるのが最大のメリットです。
店舗型のクリーニングと同じように、品質を保ちながらダニやカビを徹底除去できるので、アレルギー症状に悩む方にもおすすめです。
店舗型のクリーニングと違う点は、毛布をお店まで持って行く必要がないことです。
お店に行く手間が省けるので、育児や介護、お仕事で忙しい日々を送っている方でも気軽に利用できますよ。
無料集配サービスをおこなっているお店なら追加料金が発生しないので、コスト面も安心◎
ただし、繁忙期にはお届けまで日数がかかることがあるので、事前に公式サイトでチェックしておきましょう。
メリット
- 洗浄力が高い
- 自分で洗濯しなくてよい
- カビ、ダニを徹底除去できる
- 自宅では洗えない素材にも対応
- 店舗まで持ち運ぶ必要がない
デメリット
- コストがかかる
- お届けまで日数がかかることもある
毛布を洗濯しないとどうなる?まとめ
今回は毛布を洗うべき理由、頻度、注意点などを紹介しましたが、いかがでしたか?
毛布には人の汗や皮脂、髪の毛などの汚れがたくさん絡んでいるので、月に1〜2回の洗濯が理想的です。
また、普段は陰干しや自宅で洗濯している方も、できれば1シーズンに1回はクリーニングに出してしっかりと汚れを落としましょう。
毛布の洗濯を検討されている方には、ホワイト急便の宅配クリーニングがおすすめです!
ホワイト急便では最新設備を整えており、地域トップクラスの洗浄力を誇っています。
そのため、自宅やコインランドリーでは落とせない汚れもしっかり落とせて、毛布の内部まできれいサッパリ。
「成分のキツイ洗剤を使っているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ホワイト急便では洗浄液や薬剤を厳選しているため、繊細な肌の方でも安心してご利用いただけます。
また、毛布の内部が高温になる乾燥方法をおこなっているので、ほとんどのダニ・カビを死滅させて、アレルギーの原因となる雑菌を徹底除去!
さらにサイズによる追加料金はなく、3,000円以上のご注文で集配サービスになるので、「宅配クリーニングは高くつきそう」と不安な方にもおすすめです。
そして、クリーニング後に不具合があれば、再洗いのアフターサービスもおこなっているので、初めての宅配クリーニングはぜひホワイト急便をご利用ください!
ホワイト急便で毛布をクリーニングする