こたつ布団はコインランドリーで洗える?注意点やおすすめのクリーニング方法を紹介

こたつ布団はコインランドリーで洗える?注意点やおすすめのクリーニング方法を紹介

毎年、冬になるとこたつを出すご家庭も多いと思います。

こたつに入りながらテレビを見たりご飯を食べたり…と、意外にもこたつ布団は汚れているもの。

とはいえ、こたつ布団はサイズが大きく、自宅で洗うのが少し難しい場合も。

そこで、「コインランドリーなら、こたつ布団も洗えるのでは?」と考える方もいるかもしれませんね。

本記事では、コインランドリーでこたつ布団が洗えるかどうかや、洗うときの注意点について紹介します。

おすすめのクリーニング方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

コインランドリーでこたつ布団は洗える?

コインランドリー

結論からお伝えすると、コインランドリーでこたつ布団を洗うことは可能です。

コインランドリーに設置されている洗濯機は一般家庭用の洗濯機よりも大きいので、こたつ布団のように大きなサイズのものでも、洗濯~乾燥までおこなえます。

ただし、コインランドリーを利用する場合は、「どの洗濯機に入れるのか」や「乾燥時間を何分するのか」など、自分で考えなければならないので、少し難易度が高く感じるかもしれません。

また、やり方を間違えると失敗して思ったような仕上がりにならないこともあるので、しっかりと注意点を守りながら利用しましょう。

こたつ布団はどれくらいの頻度で洗うべき?

洗濯物が溜まった男性

こたつ布団を洗う頻度は使用状況などによって異なりますが、洗濯の目安は以下のとおりです。

こたつ布団には、人から出る汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れがたくさん付着しています。

これらの汚れはダニやカビの大好物。

そのため、汚れがついた状態で放置していると、ダニやカビが大量に繁殖して健康被害を及ぼす可能性も…。

使用状況や汚れ具合によって洗濯する頻度を考慮して、自分で洗うのが難しいと感じる場合は、クリーニングに出すのがおすすめです。

もちろん上記の回数はあくまでも目安のため、汚れが気になる方は頻度を高めて洗濯してくださいね。

また、季節の変わり目は必ず洗濯するようにしましょう。

コインランドリーでこたつ布団を洗濯する前のチェックポイント

コインランドリーでこたつ布団を洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認しましょう。

こたつ布団の素材によっては、コインランドリーでの洗濯・乾燥に対応していないこともあるので注意が必要です。

コインランドリーでこたつ布団を洗濯する前には、以下の3点をチェックしておきましょう。

こたつ布団は水洗い可能か

水洗いの泡

まず1つ目のチェックポイントは、「水洗いできるかどうか」です。

こたつ布団に縫い付けられている洗濯表示をみて、「おけ(桶)」マークが確認できれば水洗い可能です。

というのも、多くのコインランドリーには、一般的な家庭の洗濯機と同じように水を使って洗う「水洗い用の洗濯機」が設置されています。

そのため、水洗いに対応していないこたつ布団をコインランドリーで洗うことはできません。

水洗いの洗濯表示

洗濯表示のおけ(桶)マークに×が付いているものは水洗いできないので、コインランドリーの使用は避けましょう。

水洗いできないこたつ布団の場合は、必ずクリーニング店に出してくださいね。

こたつ布団はキルティング加工がされているものか

キルティング

2つ目のチェックポイントは、キルティング加工の有無です。

こたつ布団は、暖かさをキープするために2枚の生地の間に中綿が挟まれているのが一般的。

この中綿が勝手に動かないようにミシンで縫い止めているのが、キルティング加工です。

キルティング加工されているこたつ布団であれば、洗濯しても中綿が大きく動いて偏る心配がないので、コインランドリーで洗っても問題ありません。

しかし、キルティング加工されていない場合は、洗濯することで中綿が動いて偏ってしまう可能性があります。

洗濯で偏った中綿を元に戻すのはとても難しいので、コインランドリーの使用は避けるほうがよいでしょう。

こたつ布団をコインランドリーに持って行く前に、全体的に直線や曲線の縫い目があるかどうかを確認しておいてくださいね。

こたつ布団はタンブラー乾燥対応可能か

コインランドリーの乾燥機

3つ目のチェックポイントは、タンブラー乾燥に対応しているかどうかです。

タンブラー乾燥とは、ドラム式洗濯機のように洗濯機を回転させながら温風を当てて乾かす乾燥方法です。

「タンブル乾燥」とも呼ばれるこの方法は、濡れた洗濯物を短時間で乾かせる一方で、叩きつけられることによって生地へのダメージを与えてしまうというデメリットがあります。

タンブラー乾燥に対応しているかどうかは、こたつ布団に使われている素材の種類によって異なります。

洗濯表示では、タンブラー乾燥を意味する「四角の中に丸」の絵で判断できます。

タンブラー乾燥の洗濯表示

四角の中に丸が書かれた絵に、×が重なっている洗濯表示は「タンブラー乾燥禁止」のマークです。

そのため、コインランドリーの乾燥機を使うことはできません。

タンブラー乾燥禁止のこたつ布団は、洗濯のみコインランドリーでおこない、そのあとは自宅に持ち帰って干しましょう。

なお、タンブラー乾燥できる場合も、排気温度の上限を超えないように、乾燥機の温度設定に注意が必要です。

コインランドリーでこたつ布団を洗う手順

次に、コインランドリーでこたつ布団を洗う手順を紹介します。

ここまで紹介したチェックポイントをクリア出来ている場合のみ、コインランドリーで洗濯しましょう。

コインランドリーで洗えることが確認できたら、以下の手順で洗っていきます。

こたつ布団を布団叩きなどで余分なゴミを落とす

布団叩き

コインランドリーにこたつ布団を持って行く前に、表面についているゴミを落としておきましょう。

日常生活で頻繁に使っていると、知らず知らずのうちに髪の毛やホコリ、食べかすなどが溜まっています。

表面についているゴミは水で濡れるとひっついてしまうので、乾いている間にはたき落としておきましょう。

少し手間はかかりますが、物干しざおにかけて布団たたきでササっとはたくとよいですね。

こたつ布団を予洗いをする

干している布団

もし汚れている部分があれば、予洗いしておきましょう。

コインランドリーの洗濯機は全体的な汚れを落とすことは出来ますが、部分的な汚れを落とすことはできません。

そのため、汚れがついている部分のみ事前につまみ洗いしておくのがおすすめです。

こたつ布団全体にシャワーをかけて予洗いする方法もありますが、全体を濡らしてしまうとコインランドリーに持っていくのが大変になります。

とくに汚れが酷い部分のみ予洗いしておきましょう。予洗いしておくことで、仕上がりがよりきれいになりますよ。

こたつ布団のサイズに合った容量の洗濯機を使う

扉を開けた洗濯機

家庭用の洗濯機と同じように、コインランドリーの洗濯機や乾燥機にもサイズがあります。

当然ながらサイズが小さくなるほど洗える容量も少なくなるので、こたつ布団が十分洗えるものを選ぶ必要があります。

一般的には15kg~22kgの洗濯機でこたつ布団が1枚洗えるといわれていますが、厚みやサイズにもよるので、実際の洗濯機に記載されている適量ラインに収まるかどうかを確認しておきましょう。

適量ラインを超えて無理に詰め込んでしまうと、こたつ布団を均一に洗うことができなくなります。

適量ラインを超えて無理に詰め込んでしまうと、こたつ布団を均一に洗うことができなくなります。

その結果、洗い残しや洗いムラによるシミや臭いが発生する原因に…

洗濯機の容量とこたつ布団のサイズがあっているのか判断できない場合は、実際に入れてみて、フタに記載されているラインで確認してみましょう。

もし、洗濯~乾燥まで1台で完了する洗濯乾燥機であれば、乾燥の容量にあわせてサイズを選んでくださいね。

洗濯機に入れる

洗濯機で布団を洗っている様子

利用する洗濯機を選んだら、こたつ布団を洗濯機に入れていきます。

このとき、グチャグチャにした状態で洗濯機に入れるのはNG!

シワにならないように、折りたたんで入れるようにしましょう。

また、洗濯ネットを使用してもよいですね。

前述のとおり、基本的にキルティング加工されていないこたつ布団をコインランドリーで洗うのはおすすめしませんが、「どうしても洗いたい」という場合は、丸めてからひもで数ヶ所しばっておきましょう。

このときに使用するひもは、熱などに強い綿素材を使ってくださいね。

洗濯が終わったら、生地が破れていないかや、中綿が飛び出ていないかを確認しておきましょう。

こたつ布団のサイズに合った容量の乾燥機で乾燥させる

大きな乾燥機

洗濯機で洗い終わったら、次は乾燥させます。

乾燥機も洗濯機と同じように、こたつ布団のサイズと容量が合うものを選ぶのがベスト。

容量の小さな乾燥機は乾かすのに時間がかかり、効率が悪くなるので注意が必要です。

乾燥機の容量の50%ほどを目安にして、できるだけ大きめを選びましょう。

大きな乾燥機を使うことでふっくらと乾かすことが可能になりますよ。

乾燥機にかけたあとのこたつ布団は、思っている以上に熱や湿気を含んでいるので、天日干しで湿気を飛ばしておきましょう。

なお、洗濯表示で乾燥機の使用が不可になっているものは、濡れた状態で持ち帰って自宅で干すことになります。

濡れたこたつ布団は重たいので、大きくてしっかりした袋を用意しておいてくださいね。

コインランドリーでこたつ布団を洗う際の注意点

コインランドリーは誰でも手軽に利用できて便利ですが、間違った使い方をするとこたつ布団を傷めてしまう可能性もあります。

ここでは、コインランドリーでこたつ布団を洗う際の注意点を紹介します。

失敗しないためにも、以下の4点に気をつけましょう。

乾燥時間

乾燥タイマー

コインランドリーの乾燥機は、約60〜80℃の高温になります。

温度が高いからこそ大きなサイズのこたつ布団を短時間で乾かせるのですが、高温であればあるほど生地へのダメージも大きくなります。

そのため、乾燥時間は長くても1時間ほどにして、それでも乾かない場合は自宅で天日干ししましょう。

あまり長時間かけすぎると、生地がゴワゴワしたり中綿や糸が縮んだりする可能性があります。

また、乾燥機の温度はこたつ布団の洗濯表示に従ってくださいね。

洗濯ネットからとりだしてから乾燥させる

洗濯ネット

洗濯ネットに入れて洗濯した場合は、乾燥機にかけるときはネットからとりだしておきましょう。

洗濯ネットは型くずれ防止に有効ですが、乾燥機にかけるときに入れっぱなしにしていると、乾きムラの原因になります。

洗濯ネットの代わりにひもで縛った場合も同じように、乾燥させるときはすべて外すようにしましょう。

できるだけすべての面が温風に当たるようにすることで、ムラなく均一に乾かせるようになります。

乾燥中に一度こたつ布団をひっくり返す

布団を持ち上げる女性

こたつ布団はサイズが大きいので、できるだけ生乾きにならないようにしたいですよね。

そこで、乾燥をかけている途中でこたつ布団をひっくり返してみましょう。

乾燥中にこたつ布団をひっくり返すことで、一方向ばかりに温風が当たるのを避けられて乾きムラを無くせますよ。

乾燥機の中は高温になっているので、やけどしないように注意しながらひっくり返してくださいね。

また、このときに中綿を整えておくと、均一できれいな仕上がりになります。

完全に乾燥させないとカビなどの原因に

カビの胞子

こたつ布団は厚みがあるので、「表面が乾いていても中身(中綿)は湿っている」ということが少なくありません。

生乾き状態で保管すると、時間の経過とともにカビが発生して臭いを発するようになります。

そのため、コインランドリーから持ち帰ってすぐに収納するのではなく、天日干しで湿気を飛ばしておきましょう。

しっかりと乾燥していることが確認できたら、収納してOKです。

収納しない場合も、コインランドリーから持ち帰ったら、天日干しで自然乾燥させると気持ちよく使えますよ。

コインランドリーでこたつ布団を洗う所要時間

所要時間

コインランドリーでこたつ布団を洗う際、「何分くらいかかるの?」と疑問に思っている方も多いと思います。

洗濯・乾燥のそれぞれにかかる時間は、次のとおりです。

洗濯にかかる時間

コインランドリーの洗濯にかかる時間は、おおよそ30〜40分程度です。

近所にあれば一旦自宅に帰ったり、買い物したりと、洗濯中に用事を済ませることができますね。

洗濯中に外出しても問題ありませんが、洗濯が終わったらできるだけ早めに乾燥機にかけましょう。

濡れた状態で長時間放置すると、雑菌が繁殖してしまいます。

洗濯がスタートした時間をしっかりと確認して、終わる頃にはコインランドリーに戻りましょう。

乾燥にかかる時間

乾燥のみにかかる時間はおおよそ40〜60分程度です。

こたつ布団は衣類よりも生地が厚いので、乾燥に時間がかかります。

10分単位で時間が設定できる乾燥機であれば、最初に40分乾燥させて様子をみてみるとよいでしょう。

また、洗濯〜乾燥までノンストップでおこなう洗濯乾燥機の場合は、トータルで60分に設定されていることもあります。

もし乾いていなければ、乾燥のみ20〜30分ほど追加してみてくださいね。

コインランドリーでこたつ布団を洗う際の相場

所要時間

次に、コインランドリーでこたつ布団を洗う際の相場を紹介します。

料金は店舗やこたつ布団のサイズによって変わりますが、大体の目安は以下のとおりです。

洗濯の料金の相場

コインランドリーでこたつ布団を洗濯する料金相場は、1,000〜1,200円程度です。

大きな洗濯機かつ時間が長いほど料金も高くなりますので、無駄な費用をかけないためには、サイズにあった洗濯機を選ぶことが大切です。

乾燥の料金の相場

一方、乾燥の料金相場は、800〜1,000円程度です。

乾燥も洗濯同様に、容量が大きくて時間が長いほど料金が高くなるので、サイズに合わせたものを選ぶようにしましょう。

上記で紹介した洗濯から乾燥までを合わせると、1,800円〜2,200円程度がトータルの料金相場となります。

こたつ布団はクリーニングに出して洗うのが最適!メリットとは?

クリーニング

手軽に感じるコインランドリーですが、持ち込みから洗濯機・乾燥機選びまで、全て自分でやらなければならないので、実は手間が結構かかります。

また、失敗しても自己責任なので、買い替えになってしまう可能性もゼロではありません。

かといって自宅でこたつ布団が洗えない・・という方には、クリーニングに出すという選択肢もありますよ。

最近では宅配してくれるクリーニング店も増えているので、忙しい方にも便利です。

ここからは、こたつ布団をクリーニングに出すメリットを詳しく紹介します。

コインランドリーにだせる素材かわからなくてもクリーニングなら大丈夫

プロのクリーニング店では、日々さまざまな素材や種類の洗濯物を扱っています。

そのため素人には判断できないような素材のものでも、プロの目線でしっかりとクリーニングしてくれます。

もちろん費用はかかりますが、「コインランドリーで洗えるかわからない」というような素材でも相談できるのは安心ですよね。

クリーニング店でも洗濯表示に従って適切な方法で洗濯してくれるので、失敗の可能性もグンと減ります。

また、自宅の洗濯機やコインランドリーではできない「ドライクリーニング」ができるのも、クリーニング店を利用する大きなメリット。

とくにシルクやウールなどの繊細な素材を使っている場合は、洗濯表示にドライマークが記載されていることが多いので、必ずクリーニング店に依頼してくださいね。

クリーニングだとダメージの心配なく洗浄が可能

プロのクリーニング店では、「ウェットクリーニング」という非常に優しい水洗い方法でこたつ布団を洗うことができます。

ウェットクリーニングは、汗や飲み物などの「水溶性の汚れ」を落とすのが得意で、プロ仕様の専用洗剤を使うため、優しさをキープしつつ洗浄力が高いのが魅力。

コインランドリーのようにどの素材でも同じ洗濯機に入れて洗濯する方法ではないので、縮みなどの心配もありません。

コインランドリーでは落とせない汚れも洗浄

こたつ布団をクリーニングに出すことで、コインランドリーでは落とせないような汚れも洗浄できます。

というのも、コインランドリーとクリーニングでは、使っている洗剤や洗い方が違うので、自然と仕上がりにも差が出てしまうのです。

たとえば、コインランドリーで丸めて洗濯機に入れると、どうしても中心部分が洗いきれずに汚れが残ってしまうことがあります。

このような汚れが蓄積するとダニやカビ発生の原因になってしまい、衛生面でもあまり良いとはいえません。

普段はコインランドリーを使ってこたつ布団を洗っている方も、シーズン中に1回はクリーニングで中までしっかり洗浄しておくのがおすすめです。

ボリュームのあるこたつ布団を持ち運ぶ手間を省ける

集配サービス

こたつ布団はサイズが大きいので、コインランドリーに持っていくだけでも大変です。

そこで、クリーニング出張受け取りサービスをおこなっている宅配クリーニングを利用しましょう。

出張受け取りサービスを実施している宅配クリーニングでは、玄関までこたつ布団を受け取りにきて、クリーニング後も自宅に持ってきてくれます。

そのため、わざわざコインランドリーやクリーニング店に持参する必要がありません。

クリーニング店を選ぶ時は、無料で出張受け取りサービスを提供しているお店を選ぶのがおすすめです。

追加で送料がかからないので、コストをおさえることができますよ。

コインランドリーでこたつを洗う際のまとめ

今回はコインランドリーでのこたつ布団の洗い方や注意点、料金相場を紹介しました。

コインランドリーでこたつ布団を洗うのは、手軽そうにみえて意外と手間がかかるもの。

「大きなこたつ布団を持ち運びたくない」「しっかり汚れを落としたい」という方には、地域トップクラスの洗浄力を誇るホワイト急便がおすすめです。

ホワイト急便では介護施設や保育園の布団クリーニングもおこなっているので、洗剤成分も安心。

お肌に優しい洗剤ながらも、こたつ布団のダニやカビを徹底除去できます。

また、3,000円以上のご注文で無料集配サービスをおこなっているので、自宅にいながらこたつ布団をクリーニングできますよ。

コインランドリーでこたつ布団を洗うことに少しでも不安を感じたり、面倒くさいと感じる方は、ホワイト急便の布団クリーニングを利用してみてくださいね!

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